2009年 04月 17日
最近のコンパクトデジカメは優秀だからパカパカ撮影していても概ねそこそこの画質を撮れるのだけど、でもごくまれに、変にピンぼけた画像が写ってしまうことがある。お〜いカメラくん、君いったいなにを見てたの?って思わず訊ねたくなるような。技術的な原因には興味は感じないけれど、そんな画像から受ける妙になまなましい感触は、すこし気になる。普通の画像が「ぐっと目を凝らして見た風景」を再現したものだとすると、このピンぼけ画像は何の意志も期待もそこに持たずに「ふと目をやった風景」のような感じ。何かを見ているのに何も見ていない感触。僕らは周りの風景をいつもそんなに一生懸命に凝視しながら生活しているわけではなくて、どちらかというと、ちょいピンぼけ画像のようにはっきりと定まらない目線や焦点で世界を眺めているんだよなということに、この画像を見ていて気づかされた。ということなので、こんな画像もこれからは邪険に消去せずにしばらく保存してみようっと。 それにしてもこの画像、不思議でリアルな遠近感があるなぁ。。。
by Em_garden
| 2009-04-17 18:50
| 雑感
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岸健太(建築家) / Kenta Kishi (architect)
LWL (Lab. for the wonderlandscape) 代表
今日の眺めのメモランダム / memorandum of today's wonderlandscape by Em_garden
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